傾聴メンバーの野村です^ ^ 初めての投稿です^ ^
今回は「話す」ことで確認できるものとは?について書きたいと思います。
ひと言で言うと、考えや気持ちの「現在地を確認」できることです。
例えばチョコレートを食べて「美味しい!」と感じたとします。そこで誰かに「どう美味しいの?」と聞かれると、何を「美味しい!」と感じたのか説明しようとします。
「甘さが控えめでいい」とか「ミルクがたっぷり入っている感じが好き」など、自分が「美味しい!」と感じた理由を人に伝わるように考えます。いわば「美味しい!」をしっかりとした形にして、気持ちの現在地をハッキリとさせた訳です。
自分の考えや気持ちについても同じことが言えます。私たちは「悲しい」とか「腹立たしい」とか「嬉しい」など、毎日、色々な気持ちを感じます。それを漠然とした気持ちのまま過ごすこともできます。
でも、それを誰かに話すと、「なぜ悲しい」のか「なぜ腹立たしい」のか「なぜ嬉しい」のか、自分の気持ちの理由を明確にすることができます。いわば、自分の気持ちの現在地を確認するのです。
今度は、山道で迷子になったことを考えてみてください。どこにいるのかも、どこにいけばいいのかも分からず、不安でたまりません。でも、もしそこで地図を広げ自分の位置を確認できたとしたら、安心できますよね。
自分がどこにいて、どこに進めば良いか分かるからです。自分の立ち位置を理解できているかどうかは安心感に大きな影響を与えます。例え迷子になっていたとしてもです。
私たちの気持ちについても同じことが言えます。自分の気持ちの現在地を理解できていると安心感が生まれます。また考えや気持ちの整理もしやすくなり、前に進む上でも役立ちます。
人に「話す」ということには、このようなメリットがあります。いつでも何もかも自分で解決しようとしたりせず、また溜め込んだりせず、話すのはとても良いことですね。
傾聴は、ご自身の考えと気持ちの現在地を確認するうえでとても良い方法だと思います。ぜひご活用ください^ ^
●のむら りょうた●
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