真弓 祐

たとえば、このようなお悩みなど…
- 身体的な特徴から、マウンティングされ続けたことによる悩み
それによって起こる、理不尽な差別やイジメ・・・ - 「もともとは、そんなんじゃなかったのに…」
- 自分に消しようがない劣等感を与えてしまい、自虐したり、どんどん卑屈になってしまう… 楽に呼吸できればなぁ…
- トランスジェンダーによる悩み
異性ではなく、同性を好きになってしまった。 - 今の性別と別の性別になりたい・・・
- 自分はマイノリティで規格外だから、生きづらくて息苦しい…
- 嫁姑問題 姑さんのキツイ言葉に心が壊れてはいないでしょうか?私も最初に産まれた子が女の子だったため、キツイ言葉に心が折れ随分引きずりました…
- 恋愛相談 ちょっと訳ありなことでも…
その場限り話しして、少し軽くなっただけではなく、時が経過してからでも、落ち着いて自分の気持ちが眺められるように…

このような傾聴をいたします…
巡り巡って来ていただいた、あなたは、私が想像できないほどの辛さや悲しさ、言葉にならない、様々なものを抱えているかもしれない…
どれほど私がケタ外れの人生を歩んできていたとしても、それでも私では、どうにもならないかもしれない…
それでも、どのようなお話でも責め心も疑うことも偏見もなく、相槌を打ちながら、じっくりと傾聴して、あなたが何で悩んで、心を痛めているのか?
どうすれば、あなたが落ち着き、心を和らげるようにしていただけるのか?
聴いていきたいと思います。
…というのも、私自身が後述したようにケタの外れた人生を送って来たため、そうそう言葉に言い尽くせないほど、痛切に感じ続けてきたものがあるからです。
人に話しても「そんな事はあり得ない」・「嘘でしょ!」・「妄想でしょ!」と言われたことがあり、さらに傷ついたことがあるからです。
「話してください」と言われたから話したのに「ウソつき」と言われた。
(やはり人は信じてはいけない!)…また心にブレーキがかかりました。


そうなると、さらに心が歪んでいく…
でも、ホームスティ先のママは、私の目をじっと観つめながら、私のつたない英語でも黙って聴いてくれた。
「whatever you are I am proud of you
どんな貴女でも 私は貴女を誇りに思うわよ」
…と言ってくれたことは、今でも魂に刻み込まれています。
それが、私を勇気づけ生きる力になったんです。
なので、私は貴方のお話を丁寧に聴きます。
ありのままを、ぶつけてください
貴方の抱えている怒り、悲しみ、寂しさ、辛さを……
どんなお話でも、疑うことも責め心もなく聴きます。
あなたの思いを尊重して聴きます。
もし仮に、嘘を話されたとしても、それでも、あなたの心が和らぐなら、それでもいいんです。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』の主人公が言っていた「正気を保つためには、狂気がいる」という言葉を、私はよく思い出します。
時間をかけて、ゆっくり聴きます。
言葉にならなくても、直ぐに喋れなくても…。
心が落ち着かないときは、両手で自分を抱きしめてみてください。
それによって、少しでも落ち着くことが出来るのなら、そこからゆっくり話してみてください。
慌てなくて良いんです。
「早くしなさい!」・「グズグズしてはいけません!」
このようなことは言いません。それ以前に思いもしません。
貴方のペースで良いんです。

言葉にならないものを言葉にするのに、勇気が居ることも時間がかかることも、私は分かっています。
なので、気にすること無く、整理されていなくても、言いたいことを思うままにお話いただけるでしょうか…
私は、どんなお話も聴きます。

傾聴を通じて、感じていただければ…
先ずは、お話していただけたことから、少しでも心が和らいでもらえたらと思います、
ありのままの貴方に、ご自身で誇りを持っていただきたい。
あなたが、あなたらしく人生を歩んで行ける。
そんなお手伝いが、本当に心底からしたいのです。
先ずは、ご自分を受け入れて許してあげて欲しい…
ご自身を、しっかりと愛してあげて欲しいんです…
もし、それが出来なくても、たとえ今にも崩れ落ちそうな崖っぷちにいる心境だったとしても、私はそこまで行きます。


たとえ、もう明るい未来を見つけられなく、失望の中でも(何とかしたい・何とかしてほしい…)と切望して巡って来られた、それだけで貴方は素晴らしい人なんだから。
たとえ今迄の人生がめちゃくちゃでも、そんな過酷な中を頑張って生きてきた貴方を私は誇りに思う。
だからこそ…
生きてきて、本当に良かったと思っていただけるようなお手伝いがしたいのです。
ひと昔前の私が、めちゃくちゃだったけど。
沢山の人に支えられて、自分が受け入れられるようになった。
その思いを貴方にも感じてもらえるよう、心の中で願い続けながら傾聴をします。
最初は、何も感じることはできないかもしれません。
辛い中に居るのに、そんな余裕も無いかもしれません。
それでも良いんです。
無理に笑わなくても、ずっと泣き顔のままでも。
両手で自分を抱きしめて、先ずは自分自身を感じてください。
誰にも分かってもらえないと思っていても、せめて貴方が貴方を感じていただけるように…。
言いたいことを、思い切って私に沢山ぶつけてください。
それによって、私が貴方の想いを、必ず受け止める。
あ~ 分かってもらえたのかな
そう感じてもらえるような傾聴をします。


なぜ、傾聴メンバーになろうと?
世の中には、流すに流せない涙を堪えて笑っている人が沢山います。
泣いて済むわけではない。私もその一人でした。
でも、ホームステイ先のママが私に言ってくれた…
「whatever you are I am proud of you
どんな貴女でも 私は貴女を誇りに思うわよ」
この言葉に背中を推され、いつか私も人に対して、そのようにしたいと思ったからです。
私が自己嫌悪に陥って誰も信用できなくなって、「何かあるなら聞くよ~」って言ってくれた人でさえ、です。
本当の事を話しているのに…
私のリアルに少し触れた話を聞いただけで、「そんなの嘘でしょ?」・「ありえないよ!」・「冗談でしょ」・「捉え方が悪い」等々…
色眼鏡を通して嘘つきにされ、ますます人間不信に陥る……
誰に話しても、到底、分かってもらえないことが続くので、もう本当に話すのは辞めようとすら思った。
でも、でも…もしかしたら、誰か聞いてくれるかもしれない…と思った。
そう揺れ動いて、どこかで少し期待している、でも辞めようとも思っている、そんな二人の私がいました。
たとえ分かってくれなくても、それは当事者ではないのだから、そうなのだと思えます。
それでも苦しいままでいるのも辛くて、「それは、とても辛かったよね。私は、あなたを信じているよ」と接してもらえるだけでも…
このことを一生、忘れられないターニングポイントとして感じさせてくれたのが、先ほどお伝えしたホストママでした。
ホストママはアメリカ人なので、日本人ではありません。
つまり、言葉も文化も、育ってきた背景も違います。
それでもママは、ホストドーター(居住する人)は娘だから」のように言ってくれたことを思い出すたび、目頭が、胸の奥が熱くなります。
何十年も一緒にいた血縁者や身近な人たちでさえ、私に感じさせたのはその真逆すぎることだったのに、出逢って、たった一週間のホストママが私に与えてくれたのです。
最終的に、私はどうなりたいのか…
失望の海であえいでいた私だから、今、分かってもらえない、流すに流せない涙を抱えている、貴方のお話をお聞きしたい…
そう思ったからです
ここまで書いてみて、今、なんとなく思い出しました。
ハッと思い出したかのような感覚で、自分の中で、とても実感を感じます。


「7つの望み」
絶望… 時化にあってボロい船が転覆してしまい…
失望… なんとかボートにしがみついて、救助を待っている状態
要望… 待つのは止めて、手を振っている。発煙筒を点けてみる。
欲望… 何かを食べたい。休みたい。安心して寝たい。
野望… もう一度、丈夫な船を造りたい。乗りたい。
希望… もう一度、海に出て世界を楽しみたい。もう一度、旅行したい。
志望… それを分け与えたい。あなたにも安全にたくさん色んなものを…。
私は、この「失望」の荒波の海に長い間いましたが、それがホストマザーの優しい言葉に背中を推されたのか、もう一度、歩いてみようという強い気持ちが生まれたのか…
きっと、「こんなとこにいてはいけない」という欲望のほうが強かったんだと思います。


私の歩んできた道のうちから
私は顔にアザを持って生まれ、幼い頃から差別やイジメを受け暴力もありました。
それでも親も私のことを庇ってくれず、我慢することだけを身も蓋もなく言いつけられました。
自分が悪くないのに我慢をして、感情を失い、人を信じる事が出来なくなりました。
かなり外れた人生を送り、人から褒められることは何もなく、耳を覆いたくなるような話ばかりですが、私は今多くの人に支えられて生かされています。
そして幸せです。


今は自分がトランスジェンダーなのではないか?と思い、すでに子供も産まれ、母親になっているので悩むときもありました。
… が、すべてを受け入れ自分らしく生きる事に決めました。
私を理解してくれる人も増え、人の温かさを知ることも出来ました。
なので貴方にも少しでも力になれたら、心を和らげる事ができたら、そんな想いがあります。
本当に辛かった時、自己逃避の為にホラー映画を観ながら、自分が主人公になった気分で、頭の中で殺りくを繰り返し憂さを晴らす
そういう時もありました。
歪んでしまっていてどうにもならない……
それでも生きていたい。辛さに耐えながらなんとか生きる……
毎日が先の見えないトンネルに居るような……
なので貴方が、私を信じられなくても良いんです。
それでも、何かを吐き出したくて来てくれたことに感謝します。





ご精読いただき、誠にありがとうございます。