沈黙

さみしい
まだ言葉になる前のものが、胸に沈んでいる。

── ひとすじの糸のように あの日から、ずいぶん時間がたったようで、でも、まだ声にできないものが、胸の底に沈んだまま。 呼吸のたびに、その存在だけが静かに浮き沈みして、日常のあちこちに、ひそかに影を落としていく。 言葉に […]

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向こう側
ひとりで静かに揺れる、心の声を聴く

「誰かといても、ひとりぼっちだと感じること、ない?」 小さな声で、ぽつんとそう聞かれたとき、返す言葉が見つからなかった。 たしかにそこに誰かがいる。声もある。笑い声さえある。 けれど、ふとした瞬間に、世界から置いていかれ […]

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沈黙
沈黙の奥で揺れているもの――

言葉にならないものと 伴にいる夜 「どうして、そんなに黙ってるの?」 そう問いかけられたとき、なにも言えなかった。 言えないのではなく、言葉が出てこない。 何を言えばいいのかわからない。 何を言っても届かないような気がす […]

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