向こう側

向こう側
ここにいるのに、どこにもいないような――

存在の影がゆれるとき 「ごめんね、ちょっと考えさせて」 そう言って、そのまま返信しなかったメッセージの画面。 既読がついたまま、もう何日も経っている。 言いたいことがなかったわけじゃない。 ただ、どの言葉も遠くて、重たく […]

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向こう側
理解の届かぬ場所に 沈む痛み

「伝わってると思ったのに…」 「わかってくれるはずだったのに…」 そう呟く声は、誰かの部屋の隅でこぼれるように震え、言葉にならないまま夜の静寂に溶けていく。 伝えたいことが胸の奥で熱く膨らみ、でも、その熱はなかなか外には […]

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