○ 真剣に聴いてほしい方:専用 ○

恋愛の切なさの話し相手

いつも「良い彼女」を演じてしまう。。

 

「だって、彼は、私の○○なところが好きだって言ってくれたから^^」

「私は、彼の理想のかわいい彼女でいたいもん^^」

「彼のためなら、何だってするもん^^ ・・・えへへ」

なのに・・・

「なんで急に、私と距離を取り始めたの?!」

「私にイケないところがあるなら、治すから!」

「信じられないΣ(゚Д゚) でも、好きだから、私が治すから・・・」

 

2人のことをよく知っている友だちに話しすると・・・

「美優は、ちっとも悪くないよ!」

「そんなの健二が、自分勝手なんだよ。ほんとにアイツは・・・!」

このように言ってくれました。

別れを勧められたり、合コンにも誘われたりしますが、美優さんは、どうにもそんな気にはなれません。

「だって、健二に悪いし・・・」

「健二だって、一時的な気の迷いだから」

「かならず、私のところに戻って・・くる・・・」

「戻って来てくれると思うから・・・(泣)」

他の友だちに話すると・・・

「みゆが合わせ過ぎなんだよ!」

「私から見ても、すごい尽くしてたと思うよ?」

「でも、みゆは、本当に、それで心から満足してた?」

このようにも言われました。

・・・ 美優さんは思います。

「私は健二が笑って機嫌よく、私のそばにいて、私を必要としてくれるなら・・・」

「それで、何よりも幸せだった・・・」

「私にだけ言ってくれていると思えば、それも嬉しかった」

「とにかく、何より、誰より、健二が好きだから!」

 

ある日、美優さんの必死な根気での連絡が功を奏したのか、彼は逢ってくれました。

「また、笑顔で逢ってくれた! うれしい・・・!」

「やっぱり、健二には私しかいないんだよね~^^ えへへ(^^)」

 

ずいぶんと久しぶりに、ふたりの想い出のスポットに出掛けました。
楽しかった、ときめいていた頃のことが思い出されて、美優さんは嬉しくてたまりません。
自然に、彼の腕に自分の腕をからませます。
傍から見ていると、とても仲の良い2人に見えるかもしれません。

ですが、美優さんの内心では「でも・・・」と、今まで感じなかった不安が湧き起こるようになっていました。
しだいに、それは振り払おうとしても・・・頭をもたげてくる拭えないものになりました。

「また、離れていかないようにしなくっちゃ!」

「自分を、もっと磨かなくちゃ!」

「彼にとって、最高のいい女にならなくっちゃ!」

 

どこかで、心が常にビクビクしている状態です。
誰にも脅迫されていないはずなのに、どこか・・・。

心のなかでは、もはや、彼は自分を見ているようで見ていないことに、どこかで気が付いています。
そんなことはない!と信じようとしても、以前とは違う感じが拭えません。

「なんでだろう・・・? 以前よりも、ずっと好みの彼女になっているはずなのに・・・」

「私、自分で言うのも何だけど、たぶん、いい女になってきてるよね?」

 

彼は自分を隣に連れて歩けるのが、友だちに対する自慢になっていることも人づてに聞いたこともあります。
このことが、また美優さん自身の自尊心を満たすようにも感じられました。

「でしょ?(笑) 私は自慢の彼女でしょ?(笑)」

それなのに、内心、モンモンとして辛くて、大好きな彼といるはずのに明らかにストレスを感じています。

彼も同じなのか、表情にどこか無理している雰囲気を感じます。
「自分が欲しかったのは、こんな恋愛?・・・だよね」と、どこかでフッと思ったり、ゼロコンマで打ち消したり・・・。

 

彼は元々は、” 自分らしく生きようとする美優さん “ を好きになりました。

美優さんに「理想の恋愛対象」のイメージについて聴かれた時に、たしかに口にはしましたが、それはどこかで幻想だと思っていました。

それでも当初は、自分の理想?に近づこうとして、あどけなく「どう?」と笑ってくる、そんな美優さんが可愛くて喜んだりもしたものです。
ところが、いつからか、そのことが積み重なるほどに気持ちが離れていく原因ともなっていたようです。

なのに・・・

「一生懸命になっている美優には、言えない」

「おれは、一生懸命になっている美優が好きになったんだから」

まごついているうちに、いつからか付き合うことがストレスにすら感じられて来ました。

お互いがお互いに合わせようとし過ぎた、のかもしれません。
そうして、真綿で締めつけ合うように、一杯一杯になっていった・・・のでしょうか?

彼は元々は「一生懸命になっている美優が」というよりも、「自分らしく生きようとしている美優」さんに惹かれたのでした。

美優さんが、頑張ってくれているから、という交換条件のようなもので好きになったのではなかったのです。
美優さんは、無理に頑張って演じようとしなくても、最初はそのままを愛されていたのです。

それなのに、自分たちだけでは堂々巡りになってしまっていたようです。
気がつくキッカケがつかめないまま、どこかモンモンとしたものがありながらも年月を過ごしました。

モンモンと感じているだけでは軌道修正できず、小さなズレが大きくなりやすかったのかもしれません。

 

他人から指摘されても、的はずれなことがあったり、意地になって反発しやすい気持ちも湧くでしょう。

ご自身の中から気が付いていけることが、本当の気づきといえます。

気がつくキッカケをつかんでいただくためにも、安心して話せる第三者の存在があります。

思うまま話すことで、しだいに気がつけていけることは、沢山あったりします^^

ですが、仮に気がつけたとしても、身に付いてしまった心のクセは、スグには変えられないこともあります。
また他の相手に、同じようなことを繰り返してしまうケースがあるのは、心のクセかもしれません。

そのクセが、なんで身に付いたのかについても、ゆっくりと一つずつ・・・。
ひも解いていければ、気持ちも楽になっていくのではないでしょうか?

ひも解いていくと同時に、解放感やリラックスが得られると予想されます。

そうして、リラックスした気持ちを取り戻すことが、自分らしく過ごしていける素となるのではないでしょうか?
自分自身を生きていただくことが、もっとも、あなたらしく惹きつける素となるのではないでしょうか?

身に付いたクセは、ご自身の中からだけでは、最初はなかなか解けないかもしれません。
それは、それだけ「彼のために」と強く思って、頑張ってきたあなたの証でもあります。

私たちは、そのお気持ちを否定せずに受け止めます。
そもそも、あなたの頑張りは、誰にも否定されるものではありません。

否定せずに、いつか・・・「こういう時もあったなぁ~」と、笑って言えるようになっていただければ嬉しいです^^

家族には言いたくないし、友だちに話しても、スッとしないという方、秘密厳守でお伺いいたします。
恋愛の不安や辛さを話しやすいメンバーは、こちらのページをご覧いただけますでしょうか?

※ 本記事の内容は、特定の個人を示すものでもなければ、クライアント様の事例でもありません。
  ここでは、美優さん(仮名)と健二さん(仮名)の恋愛についての、お話としております。

「心を受け取る」と書いて「愛」と読むのだす。--マンガ『BASARA』

 

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● むらた つとむ ●

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