傾聴
第1回:心がぎゅっとなる瞬間に、まず感覚を取り戻す
──『 ぎゅっと心 ふっと息シリーズ 』 「また… 胸がぎゅっと…」 小さなため息が、胸の奥でそっとこぼれそうになる瞬間… ああ、なんだか…息が浅くなっているかもしれない── 胸の奥に、うずくように響く… ぎ […]
うまく話せない自分が 情けなくなるとき ──
── 言葉にできない自分に寄り添う旅 きょうも、こうして『そっと こころの聴き旅』を綴れる今に、静かなよろこびが湧いています。 まずは、この「こころの聴き旅」でお届けしてきたお便りの一覧を、いつでもご覧いただける場所をご […]
聴かれなかった痛みとともに
心の旅路 夕暮れのすれ違い リビングに、じわりと夕暮れの色がにじんできた。 窓の外では、橙と紫が交じり合いながら、一日の終わりを告げている。 いや、告げようとしているだけかもしれない。 Aさんは、ソファに深く腰を下ろし、 […]
「── 傷ついた語りの記憶」から
扉が ほんの少しだけ 話しても、いいよ──そんな言葉が、かつてわたしの耳に触れた。 その声は、遠くの森のざわめきのように、そっと耳の奥をくすぐった。 湿った空気の中に混じる、木の葉のかすかな香りとともに。 あの日、部屋の […]
自分と他者を隔てる境界線について
── こころの安全地帯を見つめる ほんわか倶楽部の「そっと こころの聴き旅」をご一緒いただき、ありがとうございます。 まずは、この「こころの聴き旅」のこれまでのお便り一覧を、いつでもご覧いただける場所のご案内です。 日々 […]
―― もう、これ以上は無理だと感じているあなたへ
心と身体が、ありありと叫んでいるのを感じているなら ―― それは「弱さ」ではなく、「壊されてきた証」なのです。 まともに眠れない夜が、何日も続いている。 ようやく、少し眠れたと思っても、またすぐに目が覚めてしまう。 寝て […]
まだ言葉になる前のものが、胸に沈んでいる。
── ひとすじの糸のように あの日から、ずいぶん時間がたったようで、でも、まだ声にできないものが、胸の底に沈んだまま。 呼吸のたびに、その存在だけが静かに浮き沈みして、日常のあちこちに、ひそかに影を落としていく。 言葉に […]
感じきる営みが、こころの奥とつながるとき
ほんわか倶楽部の「そっと こころの聴き旅」をご一緒いただき、ありがとうございます。 まずは、この「こころの聴き旅」のこれまでのお便り一覧を、いつでもご覧いただける場所のご案内です。 日々の生活の中でふと立ち止まったときや […]
わかりあえなくても 傍にいる
ちがう存在として 傍にいる 誰にも語れずにきた 記憶があります 笑顔の裏に ひっそりと隠れていた出来事 ── あのとき 口にできなかった言葉に秘めた想い ── 胸の奥に沈めたまま 誰にも触れさせなかった痛み ── 心の奥 […]
「話を聴くよ」と言ったくせに…
── 消えかけた小さな糸屑の行方 … あの夜 時間の中で、わたしは、あるがままに話した。 ずっと寝ていなかったし、食事も取れていなくて、頭ももうろうとしていて、細かくなんて話せなかったけど、時間内でできる限り、奥の奥を言 […]










