執筆: 傾聴メンバー・米倉えみ
涼子さんは、年長の息子さんがおられる40代のお母さんです。
カラッとした明るい笑い声と、親しみやすい雰囲気を持っている方です。
同時に、涼子さんは子育てにおいて、様々な悩みを抱えてこられました。
子育ては、そんな不安と恐怖からのスタートでした。
子どもを追い詰めているのかな?
何かを変えなければ・・・ 何を? どうやって?
頭の中はゴチャゴチャ、イライラ・・・。
混乱、不安、焦り・・・押しつぶされそうになります。
あ〜・・・ また 子どもを怒鳴りつけてしまった・・・
あ〜・・・ なりたくないと思っていた 私のお母さんと同じだ・・・
後悔しては、同じことの繰り返しになるそうです。
涼子さんは、感じています。
子どもは、とっても大切な存在。
とっても、愛おしい。
子どもの愛が、一生懸命さが、一直線さが、たまらなく愛おしいのです。
愛おしいからこそ、愛おしければ愛おしいほど壊したくなくて、恐怖を感じてしまいます。
「ごめんね・・・」と、自分を責めてしまいます。
このように思っているうちに、いつしか・・・
このように変わってしまうようです。
でも、そんな涼子さんを私は、自分をあきらめず、一生懸命に子どもと向き合おうとしている、優しい人だと思うのです。
愛しているからこそ、向き合おうとしているからこそ、真剣に思い、迷い、思えば思うほどに、何だか追い詰められていくような気持ちになってしまいます。
そんな時、たまたま相談した相手には・・・
考え過ぎなんじゃない?
私なんて そんなこと考えもしないけどね
・・・ などと言われて ・・・
大丈夫って 何が?
私だって 大丈夫って思いたいよ!
・・・ 心は、ザワザワ・・・。
ますます、頭の中は混乱し、不安でいっぱいになります。
まず そんな時は 自分に優しく聴いてあげよう
ちょっと待って 落ち着いて
自分を脇に置いて もし お友達がそう言ってたら
そんな ダメダメって声かけするの?
あなたの優しさ 知ってるよ
あなたの不安な気持ち わかるよ
あなたの 何とかしたいんだって気持ち 届いてるよ
あなたにも 子どもにも みんなパワーがあると信じてるよ
でも、一人で考えていると、どうしても、一つの考えから抜け出せなくなることありませんか?
「〜に違いない」
「〜しなければならない」
「〜が出来ていない」
どんどん、自分で自分を追い詰めて、しんどくなることありませんか?
そんな時、どんな気持ちも、ただただ受け止めて、聴いてもらえてたら・・・。
ただただ、吐き出すことができたなら・・・。
深呼吸して、自分に優しい声かけが出来るかもしれませんね。
※ 本記事の内容は、特定の個人を示すものでもなければ、クライアント様の事例でもありません。 ここでは、涼子さん(仮名)についてのお話としております。 |
● 米倉 えみ ●
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